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New Year's Day

新年の祝賀行事は紀元前の古代帝国バビロニアに由来するらしい。その後ローマ帝国がこの行事を引き継ぐころになるが、歴代の皇帝によってカレンダー（暦）は変えられていく。紀元前４６年、時の皇帝　ジュリアス　シーザーによって１月１日が新年として確立された。この暦はジュリアンカレンダーとして知られている。

日本でも”１年の計は元旦にあり”といわれますが古代バビロニアでは前の年に借りた農機具を持ち主に返して新しい出発をする日だったそうな。東洋も西洋も本質的な意味は同じようなところにありそうですね。 洋の東西を問わず「 Happy New Year !! 」は世界共通語です。よろしくお願いします。

Martin Luther King Jr's Day

1955年、キング氏は工学博士号を受けました。彼は引越ししてアラバマのバプテスト教会で説教をしはじめたとき、多くのアフリカ系アメリカ人がバスの最後部に乗らなければならない現実を目の当たりにします。キング氏はこのような法律がアフリカ系アメリカ人にどれだけ不当なものであるか知っていました。

彼はこれらの人を率いてモントゴメリーの町の公共のバスに対してボイコット運動をしました。ボイコットに参加した人たちは少なからず他の人たちから攻撃を受け、また非難され、いくらかの人は警官によって逮捕されました。

382日後最高裁判所はアラバマ州における、人種差別は憲法違反だとの宣言をしました。 しかし、アフリカ系アメリカ人は交通機関においてばかりでなく、住居、レストラン、ホテルにおいても拒絶されていました。彼は1957年　Southern Christian Leadership Conference　を設立した後故郷のアトランタへ帰りました。これは市民権運動の始まりです。

Martin Luther King Jr's

彼はアフリカ系アメリカ人への不当な扱いに対して非暴力主義で対抗していました。彼は平和主義者でしたし、彼の仲間たちは流血の騒ぎさえ起こさなければいつかは必ず勝利するだろうことを確信していましたが、それでも誹謗、中傷や不当な逮捕は行われました。

1963年8月23日、すべてのアメリカ人が平等な市民権を持つことができるように、その法律を支持するために25万の人々が　Washington, D.C.　に集まり国会議事堂の周りをデモ行進しました。 キング氏はこの行進の先頭にいました。彼のリンカーンメモリアルの足跡は、後にタイトルされる　 I have a dream...　 スピーチに集約されています。

1964年、ついにその法律は可決されます。この市民権はアメリカにとっては最初のものではありませんでしたが、もっとも効果的かつ実行力のあるものとなりました。それは住居、公共施設、選挙権、公立学校に平等性を保証しました。彼はこの年、非暴力により人々を導いた功績を認められてノーベル平和賞を授与されました。 1968年、テネシー州で労働者のストライキを率いているときに、狙撃されました。世界は平和の人を失って、悲しみに沈みました。

" I have a dream... I have a dream that one day little black boys and black girls will be able to join hands with little white boys and white girls as sisters and brothers I have a dream today"

有名な演説の一説
彼は人種を超え人間としての尊さと人々の平等のために戦った。
キング牧師の意思、生き方、そして”夢”を忘れないようにという趣旨のもと、毎年 １月の第３月曜日 にＳｃｈｏｏｌ、Ｆｅｄｅｒａｌ　Ｏｆｆｉｃｅ、Ｐｏｓｔ　Ｏｆｆｉｃｅ、ＢａｎｋをＣｌｏｓｅして祝われる。

President Day

アメリカ初代大統領である　ジョージ　ワシントンと、１６代大統領　アブラハム　リンカーンの生誕を祝って制定された。ワシントンは建国の父、リンカーンは南北戦争時の指揮官としてまた奴隷解放を宣言した大統領として、たたえられている。もともとは１７３２年２月２２日をワシントンの誕生日として多くのアメリカ人がお祝いしてきた。
１９６８年になって時の政府によっていくつかの　Ｆｅｄｅｒａｌ　Ｈｏｌｉｄａｙ　が定められた。その中のひとつとして　Ｐｒｅｓｉｄｅｎｔ'ｓ　Ｄａｙ　が２月の第３月曜日に変更され現在に至る。公式には１９７１年ニクソン大統領によって宣言された。

Easter

紀元３２５年コンスタンチン皇帝によって招集されたキリスト教議会がイースターのルールと、祝われるべき日-春分の日から数えて最初の満月の後の日曜日-を決めた。 それゆえ現在では３月２２日から４月２５日間の日曜日に祝われる。

Easter Market

イエス　キリストの復活祭、３日前のＧｏｏｄ Ｆｒｉｄａｙとともに、またこの１週間はイースターウィークとして、お祝いされる。
Good Fridayは人類の救世主イエス　キリストが人々の罪を背負って十字架にかけられた日。イエス様は３日後に、かっての弟子たちの前に現れ４０日間にわたって人類の罪、贖罪の重要性をとかれた。この弟子たちによってキリスト教として世に広まるようになる。
救世主イエスは４０日間にわたる活動の後、”私はまた来る”という再臨のみことばを残してこの世を旅立たれる。クリスチャンはこの言葉を信じていまも待ちつずけている。

ちなみにユダヤ教はイエス　キリストをメシア（救世主）とは認めていないため、ＧｏｏｄＦｒｉｄａｙもＥａｓｔｅｒもありえない。

ＥａｓｔｅｒのシンボルとしてＲａｂｂｉｔとＥｇｇがでてきますが、ふたつともこの宗教行事とはあんまり関係がないようです。Ｅｇｇは生まれ出るという意味はあるにしてもＲａｂｂｉｔの方は商業主義的な意味合いの方が強いようです。いずれにしても今のキリスト教のかたがたが、２０００年経った今”人類の罪と贖罪”という問題にどれほどの思いがあるのかは私にはわかりません。

Mother's Day

Ｍｏｔｈｅｒ'ｓ　Ｄａｙのもともとは紀元前から祝われているようですが、アメリカはAnna M. Jarvisという人から始まったというのが定説のようです。Mrs. Anna Reese Jarvisはミニスターの娘としてウェストヴァージニアのAndrews Methodist Church of Graftonの日曜学校で２０年間教えてきました。
Anna M. Jarvisは生涯独身で彼女の母親であるMrs. Anna Reese Jarvisと特に親しく暮らしてきました。

１９０５年に母親がなくなると、その後は寂しさに耐えるようにひっそりと暮らしていましたが２年間後、彼女は優しかった母親のために、有力政治家や国会議員にＭｏｔｈｅｒ'ｓ　Ｄａｙがナショナルホリデーとなるように働きかけをはじめました。彼女の願いが実って、１９０８年５月１０日はじめてのＭｏｔｈｅｒ'ｓ　Ｄａｙがウェストヴァージニア、フィラデルフィア、ペンシルヴァニア州でお祝いされました。

公式には１９１４年５月８日に５月の第２日曜日に日付けされPresident Woodrow Wilsonがナショナルホリデーを宣言しました。
この日一日だけのことを考えると日本語で”お母さん感謝してます。愛してるよ。”よりは”Ｉ　Ｌｏｖｅ　Ｙｏｕ，Ｍｏｍ”は、簡単で直接的に感じるのは私だけでしょうか。問題は心ですよね。

この日ほどお母さんたちに花が似合う日はないのではないでしょうか。今年もまもなくＭｏｔｈｅｒ'ｓ　Ｄａｙやってきます。 Ｆｌｏｗｅｒ 　のサイトからお花贈りませんか。

Memorial Day

アメリカで生きて亡くなった人々への思い出の日です。もともとは　Decoration Day　として知られていたもので１８６８年に終わった南北戦争で亡くなった兵士を記念する日として制定されました。年が経てメモリアルデーは市民戦争以降のすべての戦没者を記念する日となりました。

アメリカのお墓広々として明るい印象があるのですがこの日は特に色とりどりの花に飾られ人目を引きます。祝日となるのは毎年５月の最終月曜日です。 春夏秋冬 でも書きましたが夏の始まりの日として大変ポピュラーな日です。

Memorial Day Parade

Flag Day

国旗は単に国の象徴というだけではありません。
国独特の色とデザインは歴史を未来へといざないます。いうまでもなく、ここ米国では9.11以来、星条旗が全土をおおいつくしました。Flagは言葉では言い尽くせない力を持っています。それはいつも国民と施政者に訴えかけています。
時に国と国の利害関係が対立したときには、同意できない表徴としてFlagを裂いたり燃やしたりします。世界のどの国にあっても国旗は意見や意思を代表しています。

米国人は国旗を重要なこととして取り扱います。20世紀においては特に重要な意味を持っていました。
倫理規則によって国旗が広告として扱われることはないというルールがあります。記念品ではないとい
うことです。
船舶は互いのマナーで低い位置に掲揚しますが、他の目的によっては低くすべきではありません。

60年代後半、学生たちはポケットの後ろに星条旗を縫い付けました。象徴的にベトナム戦争を肯定した
政府に反対して、それにかかわることに抗議するためです。彼らはさらに国会議事堂の前で国旗を焼き捨てました。

そんな事件があって、上院は国旗の不正取り扱いに対して憲法改正案を提出しました。両刃の剣ですが、その改正案は否決されました。表現の自由が侵されるだろう判断のためでした。

国旗を大変厳格に扱う合衆国ですが、1912年まで標準的な旗を持っていませんでした。現在「Star and
Stripes 」とか「 Old Gloly 」とか呼ばれるこのデザインは世界で一番複雑なもののひとつです。他の国旗で64もの布地が使われるものはそう多くありません。

Star and Stripes

最初の国旗は1776年1月、大陸軍本部に掲げられました。円の中に13の星を持つこの旗は、「 Betsy Ross 」という人が寄贈したといわれています。彼女はペンシルバニアの海軍旗を作った室内装飾デザイナーでした。13個の星は新しい13州を表していました。

独立宣言の翌年、母国イギリスのユニオンジャックに取って代わる国旗を持つことを採択しました。
多くの変遷を経て、現在ではオリジナルの13個の星は赤と白のストライプになり、変わりに50州を表す
星が青のバックグラウンドの上にかかれるようになりました。

1949年トルーマン大統領が6月14日を「Flag Day」とすることを宣言しました。

We take the stars from heaven, the red from our mother country, separate it by white in stripes, thus showing that we have separated from her...

Independence Day

アメリカ独立記念日

イギリスの植民地として圧政に苦しんでいたアメリカは1773年 ボストン茶事件 あたりから本格的に本国に対抗し始め、1775年とうとう独立戦争を開始。その最中の1776年7月4日、ついに独立宣言を発表してアメリカ側の志気は高まりました 。
この独立宣言の起草に当たったのは、後に初代大統領になるジョージ・ワシントン、３代大統領となるトマス・ジェファーソン、雷の実験で知られる科学者のベンジャミン・フランクリンらです。独立戦争は８年間に及びましたが、1781年にはイギリス軍がアメリカ軍に降伏、そして1783年パリ条約が結ばれて、イギリスはアメリカの独立をしぶしぶ認めることになりました。

この7月4日は全米各地、そして日本でも各地の米軍基地でこの独立記念の祝賀行事が行われます。なお、このアメリカ独立がすぐその後のフランス革命(1789)の精神的支えになったことは言うまでもありません。
公式には１９４１年米国議会がこの日をナショナルホリデーに指定しました。

Independence Day Fire Works

ボストン茶事件

元々、アメリカはスペインやフランス、オランダ、イギリスなどヨーロッパの国々の植民地でした。
その中でも特にイギリスは植民地化に熱心で、段々と他の国の植民地も支配していきました。というのも、イギリスは当時本国が財政危機となっていて、財政難をカバーするために紅茶に高い税金をかけて、それをアメリカに輸入させる事でお金を得ようとしたのです。

植民地を広げたイギリスは、当時の貿易会社、東インド会社が余ってしまった紅茶の在庫をアメリカに売りつけてもよいという条例（茶条例）を一方的に決めました。東インド会社は、大量の紅茶を積んだ船をボストン港に入港させますが、この身勝手な押しつけに怒ったアメリカ入植民が、船を襲い紅茶を海に投げ捨ててしまいます（ボストン茶事件）。この事件の噂が、各地に広がり、かねてからイギリスに不満を持っていた各植民地とイギリス国軍の衝突が起こり、これがアメリカが独立するきっかけとなりました。

Labor Day

１１歳のピーターマクガイヤーはニューヨークのストリートで新聞を売っていました。彼は靴磨きも掃除夫も使い走りもやりました。時は１８６３年、父親は貧しいアイルランド移民でちょうど南北戦争のために入隊しました。そのためピーターは母と６人の兄弟姉妹を助けなければなりませんでした。
１９世紀にたくさんの移民がニューヨークに入ってきました。彼らは夢を持っていましたが、１つの家に６家族が住むこともありました。子供たちは働きに行かなければなりませんでした。労働環境はよくなく男も女も子供も工場で１０時間から１２時間働かなければなりませんでした。たとえ疲れても病気になっても休むことは出来ません。なぜならすぐ首になってしまうからです。彼らは自分たちの場所を求めていました。

ピーターは１７歳になったときピアノショップで働き始めました。同時にトレードに関する勉強もやれたので、今までやった仕事の中ではいい方でした。しかし長時間労働低賃金は変わりませんでした。彼は仕事が終わるとその日にあった問題や経済に関する問題を話し合うためミーティングを持って、労働条件の改善のためユニオンを組織することを話合うようになりました。そしてついにピーターマクガイヤーと１０万人がストライキに突入しました。１８７２年春のことです。

このことはピーターにとって大きな出来事になりました。次の年からピーターは環境改善のために市会議員にロビー活動をするようになりますが、それは困難を極めるものでした。時に”ひとびとの平和を妨げる者”というレッテルをつけられました。議員たちは誰一人彼を理解しませんでしたが、ついに１８８１年セントルイスで大工労組をまとめ、後にその組織の書記に就任します。

この動きはすぐに全米に広がり１日８時間労働や守られる権利等が決められるようになりました。こうしてＬａｂｏｒ　Ｄａｙが９月の第１月曜日祝われるようになりました。公式には１８９４年連邦政府のホリデーとなりました。

Columbus Day

今は誰もが地球は丸いことを知っていますが、１４世紀の人々は地上は平らでその最後の境界は地の果てでモンスターか何かがいると信じていました。
地球が丸いなんていうものは人々の笑いものか監獄行きと決まっていました。しかしそんな中でも地球は丸いと頑固に信じる人たちがいました。クリストファー　コロンブスもその一人です。 彼は自分の考えを証明するために探検する予算を祖国イタリアに申し入れますが、断られてしまいます。 当時、胡椒商人は南アフリカの喜望峰を回ることでアジアへの航路を見つけていました。このルートは東方の国々への道でした。このことに確信を得たコロンブスはスペインの女王イサベルに西回りの航路を進言します。ダイレクトに東方の国々へのルートが見つかればスペインにとってどれほどの利益をもたらすかを説きました。１４８６年のことでした。

そして女王イサベルが見つけた国をスペインのため征服することを条件に彼に同意しました。コロンブスは"Admiral of All the Ocean Seas,"という称号を受け見つけた国の１０分の１を受ける権利も得ました。 １４９２年８月３日、９０人クルーを乗せた帆船サンタマリア号は他の２隻の船とともに西に向け出航しました。その後の長い航海で、人々は疲れ病気になり船を戻すよう脅迫しますが、コロンブスは胡椒商人が航路を見つけた確信から、彼らを勇気ずけようとします。１０月１１日午後１０時ついにコロンブスは光を見つけます。明朝、その土地に立ちました。 コロンブスが降り立ったのはカリブ諸島（西インド諸島）だとといわれていますが最近になってフロリダ案が浮上し、まだ解決していません。発見から数百年コロンブスの名前はスペインはおろか人々の記憶から消えていましたが、１７９２年イタリア人探検家アメリゴ　べスパッチによってニューヨークで式典がもたれ記念碑が献納されました。その後アメリカも公式にディストリクト　オブ　コロンビアを命名し首都になりました。１８９２年のことです。

公式にはフランクリン　ルーズベルトが１９３７年１０月１２日コロンバスデーを宣言しました。１９７１年以来１０月の第1月曜日に祝われています。

Holloween

日頃、日が沈むと家に帰るアメリカの子供たちですが、この日ばかりは公認の国を挙げの夜のお祭りです。街のあちこちで海賊になったり、女王様に変装したりモンスターになったりして家々を回ります。彼らは"Trick or Treat"といいながらキャンディーやチョコレートをねだります。

いまから1000年以上も前、All Saints' Day　として知られていた宗教的な休日が紀元だといわれています。当時は　Allhallowmas　と呼ばれていましたがアメリカに入ってきて　Holloween　と名前を変えました。

Holloween Parade in SOHO

10月31日はアイルランド人、ウェールズ人、スコットランド人の祖先にあたるクルト族のニューイヤーでした。この日幽霊が町の中を歩き回りました。街の人々は一日中パンを焼き日が落ちると死に装束をしました。人々は幽霊がパンを持って早くいたずらをすることなく、この町を去ってほしいと願っていました。

ずっと後になって、キリスト教がこの伝説を広げるようになって、Holloween　は子供たちのお祭りになりました。何百万ものアイルランド人がアメリカに移住してきた1840年代に一緒に入ってきました。いまは町々でパーティーをやっています。大人たちは仮面舞踏会をやったり、学校でも子供たちがダンスをしています。また、パーティーの傍らで薬が必要な子供たちのために募金活動もされています。

Holloween　は悪霊につながる儀式です。その昔、魔女はほうきににまたがり、黒猫と幽霊と悪魔とがい骨を連れて空を闊歩していました。それがシンボルになりました。窓やドアにはがい骨や幽霊が飾られます。黒は　Holloweenの伝統的な色のひとつです。またパンプキンに見られるオレンジ色もポピュラーな色です。

Veteran's Day

１９１８年１１月１１日１１時、人々は喜びに沸きました。それまでの４年にわたるつらい戦争が休戦条約にサインしたからです。 １年後、アメリカは第１次世界大戦で犠牲になった男女への思いと恒久平和を願って休戦記念日を制定しました。休戦記念日には戦争で生き残った人たちが自分たちのホームタウンでパレードをしました。 戦争が終わって２０年、公式に連邦政府の休日にしようとの提案がなされますが、前の戦争はすべての戦争の最後にはならないだろうという意見が現実となってきました。そしてついに第２次世界大戦に突入するようになります。こうして国民は再び血なまぐさい戦いに身を置かれるようになりました。 戦争が終わって休戦記念日が引き続き討議されました。これとは別に１９５３年カンザス州では独自に、かつての戦争に参戦した兵士に感謝を表す日として”Veteran's　Day”をはじめました。これが元になりまもなくして、１９７１年ニクソン大統領によって１１月の第２月曜日に連邦政府の休日として宣言されました。

アメリカの人々にとってこの日は平和への感謝を捧げる日です。この日には午前１１時から各地でセレモニーとスピーチが催され、多くの国民が平和のために戦った人に黙祷と祈りとが捧げられます。

いま、陸軍のベテラン （歴戦の勇士） は”American Legion と Veterans of Foreign Wars”を作って運営しています。Veterans' Day と Memorial Dayにおいてこれらのグループはチャリティーの資金調達のためにペーパーフラワーを作って売っています。この鮮やかな赤い野の花は第１次世界大戦以降シンボルになっています。

Thanksgiving Day

世界中のあらゆる文化は豊かな収穫に感謝する祭典をしています。アメリカにおけるサンクスギビングホリデーは４００年程前のごちそうの宴にあずかったことから始まりました。

１６２０年、新天地を求めて１００人を超える人たちが大西洋を越える船の中にあふれていました。彼らはイギリスの教会の信者でした。彼らは現在のマサチューセッツ州で生活を始めますが、その最初の冬はとても厳しいものとなります。なぜなら到着が遅れたため作物が育たないばかりか、新鮮な食べ物も枯渇し半分の人が病気で死んでいきました。春が来て原住民であるイロクォイ人は痩せた土にでも強いトウモロコシの作り方や魚の取り方を異邦の民に見せ教えました。

１６２１年秋がなってトウモロコシや大麦、豆、美しいかぼちゃが実りました。この実りに感謝して９０人の原住民の首長を招待して宴を持ちました。原住民は燻製にした鹿や七面鳥を持参し、また彼らはあたｒしい野菜料理を教えました。

年が経てアメリカはひとつの国となりましたが、ジョージ　ワシントンによってThanksgiving　Dayを１１月２６日にしようと提案されます。のち長い血塗られた市民戦争が終わった１８６３年リンカーン大統領が国民に１１月の最後の火曜日に決めるため再度たずねました。公式には１９４１年以降、毎年１１月第４火曜日がそのときの大統領によってフェデラルホリデーとして宣言されます。

Thanksgiving Dinner

七面鳥、トウモロコシ、かぼちゃ、クランベリーソースが最初の感謝祭のシンボルですが、今はこれらのシンボルとともにグリーティングカードも色を添えています。
トウモロコシ（Corn)は入植者たち（Colonist）が生き残ることへの願いがあります。”Indian　Corn"としてこの季節の収穫物の象徴としてドアーやテーブルに飾られます。甘酸っぱいクランベリーソースやクランベリージェリーは昔から今に至るまでテーブルに置かれています。クランベリーは小さいぶどうの一種でニューイングランド地方では湿地、沼地でよく育ちます。Indianは伝染病の治療、また染料としてもこのフルーツを使っていました。

１９８８年特別の感謝祭がSt. John the Divine大聖堂でもたれ、４０００人を超える人々が集まりました。彼らは新天地を求めて入植した先祖の子孫であり、この国に広がった種族を代表するアメリカで生まれ育った人でした。式典は３５０年前Indianが初めに行ってくれた行動に公式に感謝を表すものでした。最近まで子供たちはPilgrims（最初の入植者）が全部のごちそうを作ってIndianに分け与えたと思っていました。もちろんその宴を計画したのはPilgrimsですがその料理を教えたのはIndianでした。IndianなしではPilgrimsが生き残る道はなかったのです。

Christmas Day

クリスマスはイエス様の誕生を祝う宗教行事です。その物語は聖書に見ることが出来ます。

”天使が羊飼いに現れて言った。救世主はベツレヘムの馬小屋にメリーとヨセフの子として生まれるであろう。東方の３博士がそれを知り、金と乳香とラム酒を贈り物にするために、そして救世主イエス様に忠誠を誓うために星に導かれてきた。”

世界中の人にとってクリスマスはプレゼントを交換する日です。ヨーロッパの国々ではファーザークリスマスまたは聖二コルスという人が夜家に入ってきて、子供たちに贈り物を置いていくと伝えられています。聖ニコルスは赤い外套を着て白いひげを蓄えた優しい人と表現されています。

Chiristmas Display

入植者たちはアメリカにファーザークリスマスを持ってきました。それはオランダ語の　SinterClaas　からサンタクロースへと徐々に変わっていきました。彼はノルウェーに生まれキリスト教の神話の中に育ってきたのですが、アメリカの中ではその形を変えてきました。たとえばサンタクロースに白いあごひげを与え赤い外套を着せきらきら輝く目と赤い頬で上機嫌の老紳士に仕立てました。

多くの子供たちはサンタは北極に住んでいると思っています。サンタは一年を通して、その年よい子だった子供と悪いことをした子供の名前のリストを作り、プレゼントをあげるよい子を決めます。彼はまた使いの者にプレゼントの用意をするように言いつけます。

１２月２４日、イブの夜、彼はそりに８頭のトナカイをつなぎプレゼントをそれに載せます。トナカイは彼を乗せて世界中の子供たちにプレゼントを届けるために空に向かって出発します。もしその子たちが一年を通してよい子だったら。

アメリカのいくつかの町ではサンタの精神が受け継がれています。コネチカット州ではサンタと妖精たちの村があって、そこではギフトを配ってくれます。ニューヨーク州には北極（North Pole）という小さな街があって、そこはサンタのためにデザインされています。郵便局や教会、トナカイの靴を直す店、鍛冶屋が軒を連ねています。

サンタは想像の産物ですが、聖二コルスやファーザークリスマスには与えることへの精神がいきずいています。イエス様が生まれたとき東方の三博士が贈り物をして以来ずっとその伝統はつずいています。

子供たちはサンタが来てくれる事を期待して、クリスマスイブ、ベットに入る前にお父さんが読んでくれる"The Night Before Christmas"に耳を傾けています。それは1823年クレメントムアによって書かれた詩です 。